エンドロールムービーって結婚式以外でも使える?

エンドロールムービーって結婚式以外でも使える?

 

エンドロールムービーは今では、結婚式の定番になっています。

 

当日の様子を撮影されたものを曲に乗せて、当日に上映する。

 

初めて見たお客さんはとても驚かれます。

さっき見ていた出来事が、もう編集され、上映されているスピード感。

曲に合わせて、出席者のお名前がエンドロールで流れていく。

そこに自らの名前を見つけた時にもまた感動するといいます。

 

この技術も、ある程度定番化されつつあります。

パソコンの性能も向上していますし、カメラや編集技術、マニュアルなども整っていっています。

 

世の中に定番と認識されたとしても、やはり先ほどの起きた出来事が、そのまま映像作品として残っている尊さは唯一無二の、その時に起こしえる感動なのかもしれません。

 

その、エンドロールを、結婚式以外でも注文できるのかという問い合わせも多くあります。

結論から言いますと、できます。

是非とも、活用していただきたいのですが、

じゃあ、どういう風に注文内容を伝えたらいいのかという疑問もあると思います。

 

そこで、結婚式の撮影時に、どのような内訳が行われていて、それにより、どういう効果があるのかなどを検証していき、結婚式以外の場合は何を準備すればいいのかを考えていきたいと思います。

 

1 撮影はどこまでか?

 

結婚式のエンドロールの撮影は、お仕度から撮影に入り、挙式、披露宴の「乾杯」まで、撮影し、そこから編集に入る形が、基本的なものになります。

乾杯までとなると、披露宴の序盤なイメージもあり、素材的に少ないと不安に思うかもしれませんが、1曲が5分弱として、お仕度、挙式、披露宴入場、乾杯、それぞれのイメージショットなどを組み合わせると、かなり効果的で、感動的な映像に仕上がります。

 

もう少し、先まで撮影したいとなると、ここから料金や制約が変わってきます。

乾杯の次に用意されているプランとして「再入場」まで。

再入場は披露宴でいうところの中盤から後半に差し掛かる部分です。

この形だと、披露宴映像の割合もかなり多めになってきます。カメラマンはある程度、編集を進めつつ、ポイントで撮影に臨みます。リスクも増えるため、料金的にも+15倍程度に跳ね上がります。

 

さらに先まで撮影してほしい。となると、「お手紙」まで。

というプランになります。

お手紙は新婦が両親に感謝を伝える、まさにクライマックスであり、終盤の終盤。

この形は、お手紙、最後の新郎挨拶→上映と、時間的にもすぐになります。

数分前の出来事が、もう編集された状態で上映される驚きというのもあります。

この上映を成功させるためには、まず、カメラマンと編集がそれぞれ一人ずつ必要で、単純に料金も2倍程度に跳ね上がります。

映像を編集した後に、DVDに焼き上げる時間がありませんので、会場のプロジェクターが、パソコンと繋げることができるかの確認も必要となります。

ある程度編集しつつ、最後の手紙の映像をはめ込んだら、そのままパソコンから上映するという、かなり綱渡りの作業になります。

 

撮影範囲と料金の目安としては、こんな感じです。

例えば、謝恩会でしたら、当日の会場の様子、控室の様子、受付の様子、謝恩会の始まりから乾杯までの撮影ですと、通常料金で交渉できると思います。

それらを考慮して、それぞれのイベントの撮影範囲や料金を考察していただけたらと思います。

 

2 事前準備としては、何か必要なのか?

 

当日の撮影範囲の指定の他に、何か準備が必要かと、考えたときになかなか想像もできないのも正直なところだと思います。

結婚式の場合、「エンドロール」ということもあり、出席者の皆様の名簿と、お二人のメッセージ、曲をデータにて提出していただくのが流れとなっています。

曲に関して言えば、とくにこだわりがない場合は、「お任せ」で行けることもあります。しかし、ご自分で選びたい場合は、曲変更の代金が発生します。曲変更に料金が発生するのは、音楽著作権の申請が必要となってくるからです。

 

メッセージとは、結婚式の場合、お二人から、出席してくれた皆さんに向けて送る感謝の言葉などになります。

 

事前に、曲、名簿、メッセージが揃っていることにより、カメラマンは撮影素材を編集ソフトへ乗せていく形で、エンドロールは完成します。

 

結婚式ではない場合、名簿が必要なかったり、逆に会社のロゴを最後に出してほしいなど、変化も出てくると思います。定番の流れを考慮していただけたら、そこからどうアレンジして、どう準備していけばいいか考察しやすいと思います。

卒業記念のパーティーなんかで、最後に先生に向けて感謝の言葉を乗せてもいいと思いますし、名簿を出席者などではなく、今までの演奏会の受賞歴や、先輩たちへの感謝の言葉にしてみたりと、アレンジてしみても良いかもしれません。

 

3 メディア形式

 

最終的にはDVD上映が、定番となっています。

後々、BDや、4Kの対応も行われていく可能性はありますが、現段階(2020)では、全国にある会場設置のプロジェクターがDVDならだいたい上映可能なこと、作業者が編集し、すぐにディスクに書き出せることも重要なのでデータは軽い方がいいなど、色々な都合上、DVDになっております。

DVD画質だと、汚いのではないか? と、単純に思うかもしれませんが、基本的に問題ありません。

画質の鮮明さは、例えばDVDBDでは約4倍画質に差があります。

しかし、それはプロジェクター自体がハイビジョン対応になってない場合は、結局、その鮮明さは確認できないことになります。

現段階ではDVD画質で上映に問題はありませんし、奇麗に映像を確認できると思います。

後々には、5Gへの進化によって、高速で大量にデータをやり取りできるようになるので、会場によっては様々なメディアへの対応可能となっていくことも考えられます。

 

ホテル、結婚式場以外で、エンドロール上映する場合もあると思います。

その際には、事前に会場担当者にDVD上映は可能かどうかの確認はしておいた方がいいと思います。

 

まとめ

 

結婚式の定番となりつつあるエンドロール上映。

結婚式に限らず、様々なイベント、卒業パーティーや、個人的な集まり、会社の記念行事や、お別れ会、誕生日パーティーなんかにも是非とも活用していただけたらと思います。

少しでも、楽しみが、思い出が増えていきますように。

 

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