写真や動画を撮影依頼する機会が増えたのは、TwitterやインスタグラムなどのSNSの普及や、youtubeなどの動画サイトへの投稿をする機会が増えたからです。何かの記念に残す写真や、動画は、他の人にも楽しんで見てもらえるものを撮影したいですよね。
写真や動画を撮影する方法として、大きく分けて、自分で持っているスマートフォンや、カメラやビデオカメラなどを使用して撮影する方法と、業者に依頼して撮影する方法の2種類があります。今回は業者に依頼して撮影する方法の中でも、最新の撮影方法、ドローンを使った撮影方法について依頼費用の目安なども含めて調べてみました。
ドローンの撮影業者ごとの比較記事はこちらです。料金や特徴までをまとめているので、
御見積をお考えの際など、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ドローン撮影にかかる価格の種類について
ドローン撮影を業者に依頼する際に目安としたいのが、撮影依頼の基本料金です。依頼する業者によって価格は様々ですが、ある企業の基本料金を参考にしてみましょう。
・空撮写真撮影
空撮による写真撮影では、主に小さいタイプのドローンが利用されます。積載するカメラが小さいので、動画撮影ではなく写真むけのドローンでの撮影になってきます。
空撮写真にかかる費用は、空撮1回・飛行3回・2時間以内で基本料金30,000円(税抜)がかかります。こちらに、基本出張費1名分12,000円(税抜)が必要になります。
Phantom Pro4のような標準サイズ〰少し大きめのプロ仕様のドローンのご利用をオススメします。
・空撮映像撮影
空撮の映像撮影には、少し大型機種のドローンを利用します。撮影したいクオリティにもよりますが、最近ですとほとんどの業者で4Kクオリティに標準対応しています。
映像撮影は、空撮1回・飛行3回・2時間以内で基本料金50,000円(税抜)がかかります。さらに、基本出張費2名分24,000円(税抜)が必要になります。
映像撮影では、標準〰大きめサイズのドローンを使って撮影をします。Inspire 2やCINESTAR8+MOVI M5
+AG-GH4などの、ハイエンド機を使った撮影をオススメします。
・空撮写真・映像撮影
おおよその相場観ですが、写真と映像両方を撮影する際は、同条件で合わせて70,000円(税抜)がかかります。こちらにも基本出張費2名分24,000円(税抜)がかかります。
業者に寄っては、離陸回数や時間によって課金など、料金体系が違ってきますので、御見積をされることをオススメします。
基本料金の中には、どのようなサービスが付いているのかを確認する必要があります。この会社の場合は、空撮1回・飛行3回・2時間以内、写真撮影はスタッフ1名、映像撮影はスタッフ2名体制での撮影を行っているようです。この基本料金の他に、費用が必要になるのは「飛行調査・飛行経路設計」、「交通費※実費」、「天候日程調整費」、「データ規格変更」、「お任せ編集(音楽付き)」などの費用が別途必要になります。
1回のドローン撮影で大体、写真のみですと実費交通費を抜いて52,400円(税抜)、映像撮影ですと94,000円(税抜)、写真・映像の両方ですと114,000円(税抜)が最低料金でかかるということです。これが、特殊な映像加工などの撮影であれば、更に料金がプラスされます。
参考:株式会社つくばマルチメディア ドローン撮影サービス
HP:https://drone.tsukuba.co.jp/drone-aerial-shoot-price.html
ドローン撮影の価格についてもっと詳しく見てみましょう
ドローン撮影の基本料金についてご紹介しましたが、その他、ドローン撮影の撮影基本料金以外にも最低限必要になってくる費用がありました。それらをもっと詳しく説明させていただきます。
・飛行調査・飛行経路設計
空撮で写真や映像を撮影する際に、“下調べ”というのが必要になってきます。当日、どの様なアングルや飛行ルートで撮影するのかという調査をするためですね。別日で設定して確認しますので、場所などによっては、飛行調査料の他に交通費や宿泊費が必要になる場合もあります。別の言い方で“ロケハン費用”とも呼ばれています。業者によっては、こちらの費用負担がサービス代金に含まれていない、別途の場合もあるので注意が必要ですね。
・天候日程調整費
ドローンの屋外撮影は、天気の良い日や風のない日での撮影が必須です。天気はコントロールできるものでないので、別日などで調整する必要があります。その場合、費用がかかる場合が多いので、事前の確認をおすすめします。他には、天候の変化による撮影日の変更にもキャンセル料が発や交通費が生してしまうこともあります。こちらも契約前にしっかりと確認しておくとベターだと思います。
・ドローン撮影カメラ費用
ドローンに搭載するカメラを選択できる業者があります。カメラの機能性によってオプション料を別に設けている業者がありますので、ご自身の撮影されたい写真や映像によって選択しましょう。最近だと4K仕様がほとんど普通になってきていますね。
・国土交通大臣へのドローン撮影許可
ドローン撮影が航空法で禁止されているエリアは、国土交通大臣への許可申請が必要です。こちらは、ドローン撮影業者が行ってくれます。但し、料金が基本料に含まれている場合と、別に設定されている場合がありますので必ずご確認ください。ご自身で申請される場合は、申請料は無料です。少し面倒ですが、お時間がある場合はご自分で申請される方が良いでしょう。代行を頼むと一度につき2万円程度かかってきてしまいます。
・キャンセル費用
ドローンの撮影を依頼していたけど、やはり撮影をキャンセルしたいということがあるかもしれません。その場合は、かかる費用のいくらという%がキャンセル料として設定されていることが多いです。申し込みの前に、必ず確認しましょう。
・編集費用
ドローン撮影をした写真や映像の編集を依頼したい場合は、別途費用がかかります。こちらも業者によって様々ですので、申込前に確認をしましょう。場合によっては、編集に対応していない業者も数多くあります。一括でのサービスをご希望の場合は、撮影と編集が担当できる業者にお願いしたほうが料金的にもリーズナブルに抑えられるはずです。
・ドローンカメラマン費用
ドローンを操縦して撮影する、ドローンカメラマン費用が掛かります。ドローン撮影業者によって費用や必要人数がことなりますが、平均して1人につき10,000円以上はかかると想定しておくのが良いでしょう。詳しくは、依頼業者に確認してください。最近では、パックプランにまとめられているので、あまり気にしなくてもいいと思います。
・撮影延長料金
外で行う撮影が多くなるドローン撮影は、時間が伸びてしまうことも多いようです。その際、延長料金がかかる場合がありますので、事前に確認が必要です。
まとめ
ドローン業者に撮影を依頼するといくらかかるのか?ということで、ドローン撮影に必要な基本料から、オプションとして、追加費用がかかる項目をピックアップしてみました。ドローン業者に依頼すると、写真撮影だと50,000円前後、動画撮影だと100,000万円前後位が平均単価だということが分かりました。
この料金に、交通費やプラス人件費などのオプション費用がかかってきます。後から追加料金が発生して、予算オーバーにならないためにも、申込前にきちんと費用がかかる項目をチェックして、他社と比較してみることをおすすめします。