日本国内には200以上のピアノコンクールがあるんです。
ピアノの練習をする際に、「コンクール」という目標を据えると励みになりますよね。
現在の日本のピアノコンクールで、予選を通過して全国大会まで進出するには、音楽的才能だけでなく大変な努力が必要です。
開催地やレベルなどそれぞれですが、
コンクールに出てみたいという方、是非参考になさっていただければと思います。
※記載してあるレベルとは入賞するために必要な能力レベルのことです。
- 国内のコンクール
- 1. 日本音楽コンクール
- 2. 全日本ピアノコンクール
- 3. 全日本学生音楽コンクール
- 4.ピティナ・ピアノコンペティション
- 5.ショパン国際ピアノコンクールinASIA
- 6.ヤマハ ジュニア ピアノコンクール
- 7.グレンツェンピアノコンクール
- 8.ブルグミュラーコンクール
- 9.東京国際ピアノコンクール
- 10.カワイ音楽コンクール
- 11.全国こどもピアノコンクール
- 12.PIARA ピアノコンクール
- 13.べーテン 音楽コンクール
- 14.ピアノコンクール エリーゼ音楽祭
- 15.東京音楽コンクール
- 16.スガナミピアノコンクール
- 17.ラフマニノフ国際ピアノコンクール JAPAN
- 18.日本バッハコンクール
- 19.バスティンコンクール
- 20.日本クラシック音楽コンクール
- 21.JPTAピアノオーディション
- 22.日本ピアノ研究会 ピアノオーディション(ジュニアコンクール)
- 23.日本ベートーヴェンピアノコンクール
- 24.JPPAピアノコンクール
- 25.ブルクハルト国際音楽コンクール
- 26.ヤングアーチストピアノコンクール
- 27.P.I.A.Japan ピアノコンクール
- 28.日本演奏家コンクール
- 29.ローランド・ピアノ・ミュージックフェスティバル
- 30.スタインウェイ・コンクール in Japan
- 31.ブルーメンシュタインピアノコンクール
- 32.大阪国際音楽コンクール
- 33.Shigeru Kawai国際ピアノコンクール
- 34.ヨーロッパ国際ピアノコンクール
- 35.ベートーヴェン国際ピアノコンクールアジア
- 36. 大阪International音楽コンクール・名古屋International音楽コンクール
- 37.フランスピアノコンクール
- 国内の3大国際コンクール
- 世界のコンクール
国内のコンクール
1. 日本音楽コンクール
日本で最も歴史があり、権威のあるコンクール『日本音楽コンクール』
毎日新聞が主催(現在は日本放送協会と共同主催)しています。通称「日本音コン」「音コン」と呼ばれます。
200名を超える出場者が集まったピアノ部門。課題曲の演奏時間は1〜3次予選合わせると最長75分。
約1週間の間に3回の本番でこれだけ演奏するので、ピアニストたちの実力はもちろん、精神力も試されるコンサート。
期 間 | 【予選】8~9月 【本選】10月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | 毎日新聞社 ・ NHK |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 7月31日現在満17歳以上満29歳以下 |
曲 | 課題曲 |
認知度 | ★★★★☆ |
予選レベル | ★★★★★+ 通過率2割 |
入賞レベル | ★★★★★+ |
2. 全日本ピアノコンクール
コロナ禍でコンクールが中止延期になっているなか、ピアニストたちのモチベーションをあげるため2020年開催が決定。
全国で行う地区大会にはじまり、ブロック大会、そして全国大会と3つのステージで展開。全国大会には国内外の人気ピアニストや人気指導者を審査員に招聘し、さらにグレードアップ。2022年度からは地区大会とブロック大会はホールと動画審査を選択でき、全国大会はホール審査となります。
全国大会ではライブ配信を行うなど、オンラインコンクールのパイオニアならではの特徴を備えたコンクール。
トップバッターは点数が伸びなかったり、高得点の次は得点が低かったりと順番によって評価が異なる通常のコンクールとは違い、ホールとオンラインの両方を実施する場合は審査員が何度も動画を見返すことで公平に保てるのが特徴。
期 間 | 【地区大会】5~10月 【ブロック大会】10~11月 【全国大会】12月・1月 |
場 所 | 【全国大会】神奈川県 |
主 催 | 一般社団法人日本音楽協会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 未就学児から社会人まで |
曲 | 自由曲・課題曲 |
認知度 | ★★★★☆ |
予選レベル | ★★☆☆☆+ 通過率5割 |
入賞レベル | ★★★☆☆ |
▶30日でマスターするピアノ教本
3. 全日本学生音楽コンクール
毎日新聞社が1947年から主催しているコンクールで通称「毎コン」と呼ばれています。
第1回大会が1947年に開催された、歴史の長いコンクールです。ピアノだけでなく、バイオリン、声楽など音楽を志す学生のために開催されます。
予選本選は、東京、大阪、名古屋、北九州、北海道の5つのエリアで開催され、予選から本選、全国大会へ進むことができる人数もかなり少ないです。
ホームページは第1回からこれまでの受賞者も明記されます。全国大会の入賞者の審査結果と講評は毎日新聞の紙面にて公表され、自慢になりますね。
この大会の入賞はキャリアにも大きな箔がつけられることがよく分かります。
期 間 | 【予選】予選8~9月 【本選】10~11月 【全国大会】11~12月 |
場 所 | 【予選・本選】東京・北海道・名古屋・大阪・北九州 【全国大会】神奈川 |
主 催 | 毎日新聞社 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 小学生から大学生まで |
曲 | 課題曲 |
認知度 | ★★★★☆ |
予選レベル | ★★★★☆ 通過率2割 |
入賞レベル | ★★★★★+ |
4.ピティナ・ピアノコンペティション
一般社団法人全日本ピアノ指導者協会を、略してピティナと呼びます。そのピティナが主催のピアノの競技会。
全47都道府県で200ヶ所以上の都市で開催されており、また、参加者も3万人を超えています。地区を複数跨いで出場することも可能です。
ピティナの課題曲は毎コンのように難しいものではなく、誰もが気軽に参加できるコンクールというところから始まり、今ではレベルもかなり上がってきました。
期 間 | 【予選】5~7月 【全国決勝大会】7~8月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | 一般社団法人全日本ピアノ指導者協会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 未就学児から成人まで |
曲 | 課題曲 |
認知度 | ★★★★★+ |
予選レベル | ★★★☆☆+ 通過率3割 |
入賞レベル | ★★★★☆+ |
5.ショパン国際ピアノコンクールinASIA
ショパン国際ピアノコンクール自体の歴史は、1972年に第1回大会を開催し、以降著名なピアニストを多く輩出しています。
inASIAは2000年から始まった、まだ歴史が浅いコンクールです。しかし、ショパンの名を冠しているだけあってレベルはそこそこ高くなっています。
まずは地区大会、そして全国大会、さらにアジア大会となります。
期 間 | 【予選】10月~11月(全国30会場) 【全国大会】1月 |
場 所 | 神奈川 |
主 催 | ショパン国際ピアノコンクールin ASIA組織委員会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 未就学児から成人まで |
曲 | 課題曲 ショパン |
認知度 | ★★★★☆+ |
予選レベル | ★★★☆☆ 通過率4割 |
入賞レベル | ★★★☆☆ |
6.ヤマハ ジュニア ピアノコンクール
地区予選、エリアファイナル、グランドファイナルの順で開催されます。2016年開催された、新しいコンクールです。
コンクールで弾く曲は課題曲以外に自分の好きな曲を1曲選べるというのがこのコンク―ルの大きな特徴です。
また、参加要領も変わっていて、ヤマハ特約楽器店より選出・推薦を受けた方、またはWeb 審査を通過した方が地区大会に出場できます。
期 間 | 【予選】3月~【エリアファイナル】6月 【グランドファイナル】7月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | ヤマハ |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 満15歳以下で、ヤマハ特約楽器店より選出・推薦を受けた方、またはWeb 審査を通過した方 |
曲 | 課題曲と自選曲の2曲を演奏 |
認知度 | ★★☆☆☆ |
予選レベル | ★★☆☆☆ |
入賞レベル | ★★★☆☆ |
7.グレンツェンピアノコンクール
課題曲は、バロック音楽、クラシック音楽、現代音楽と様々です。幼児から高校以上までが対象で、課題曲が与えられます。
グレンツェンピアノ研究会という鹿児島県に本拠地を置く組織が主催です。
2020年はコロナウイルスの影響で、通常のコンサートは中止。
予選はビデオコンクールとして開催。その後、東京・福岡2地区にてホール大会を実施。
期 間 | 【予選・本選・地区大会】8月~【全国大会】6月下旬 |
場 所 | 動画審査・東京・福岡 |
主 催 | グレンツェンピアノ研究会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 未就学児から成人まで |
曲 | 課題曲 バロック・古典から現代まで様々なジャンル |
認知度 | ★★★☆☆+ |
予選レベル | ★☆☆☆☆ 通過率8割 |
入賞レベル | ★☆☆☆☆ |
8.ブルグミュラーコンクール
日頃のレッスンで取り上げられることの多いブルグミュラー作品を中心に、「何歳からでも挑戦できるピアノコンクール」として、全国で開催されるピアノコンクール。
それぞれの地区でファイナル大会があるのが特徴で、全国80カ所ほどで地区大会が行われます。
ピティナ提携コンクール。
期 間 | 【地区大会】9月~11月【ファイナル】11月、12月 |
場 所 | 東京・大阪など地区大会場所による |
主 催 | ブルグミュラーコンクール実行委員会 株式会社東音企画 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 未就学児から成人まで |
曲 | 課題曲 4曲の中から1曲を選択 |
認知度 | ★★★☆☆ |
予選レベル | ★☆☆☆☆+ 通過率5割 |
入賞レベル | ★☆☆☆☆ |
9.東京国際ピアノコンクール
3歳から出場ができ、一般部門、愛好者部門までと幅広く出場カテゴリが分けれれているのが特徴。
課題曲も、それに合わせて細かく分けられています。
期 間 | 【予選】6~8月【準本選】9月、10月【本選】11月、12月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | 東京国際芸術協会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 未就学児から成人まで |
曲 | 自由曲・課題曲 部門による |
認知度 | ★★☆☆☆ |
予選レベル | ★★★☆☆ |
入賞レベル | ★★★☆☆ |
10.カワイ音楽コンクール
カワイといえば、日本が世界に誇る楽器メーカー。
高校1年生迄のコンクールとしては国内最大級の規模と伝統を誇り、全国大会入賞者からは現在活躍中のピアニストを多数輩出しています。
小学校6年生までを対象とするカワイこどもピアノコンクールは、技術レベルの競争ではなく、音楽性に重きをおこうと考えていて、やさしい曲を選んでいても、むずかしい曲を選んでいても、音楽的な演奏表現により高い評価を与えようとするものです。
期 間 | 【予選・ 地区本選】12月~翌7月【全国大会】8月 |
場 所 | 予選:全国各地/大会:全国主要都市11会場 全国大会:神奈川 |
主 催 | カワイ音楽コンクール委員会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | こどもピアノコンクール:カワイ音楽関連の生徒、中学生以下 ピアノコンクール:高校1年生以下を対象 |
曲 | 自由曲・課題曲 部門による |
認知度 | ★★★☆☆ |
予選レベル | ★☆☆☆☆ |
入賞レベル | ★★☆☆☆ |
11.全国こどもピアノコンクール
未就学児~中学生までを対象としたコンクール。主催は全日本ピアノコンクールと同じ日本音楽協会。
”誰かと競う事よりも期日まで精いっぱい曲を仕上げるという事に向き合う姿勢や経験を大切に”とあるので、予選通過率は高そうです。発表会よりワンランク上のステージに立ちたい、と考えるお子様にピッタリ!
連弾以外は課題曲です。地区と全国と同一の曲でもOKなのはうれしいですね。
期 間 | 【予選・ 地区本選】12月~翌7月【全国大会】8月 |
場 所 | 予選:全国各地 全国大会:全国主要都市 |
主 催 | 一般社団法人日本音楽協会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 未就学児から中学3年生まで |
曲 | 課題曲 (連弾は自由曲) |
認知度 | ★★★☆☆ |
予選レベル | ★★☆☆☆ |
入賞レベル | ★★☆☆☆ |
12.PIARA ピアノコンクール
東洋ピアノ製造が設立した日本ピアノグレード認定協会(PIARA、ピアラ)が主催しているピアノコンクール。予選参加は、動画審査での参加も可能。中国・香港・マカオ・シンガポール・台湾・ベトナムからの参加者もいます。
ファイナルは拠点のある静岡県浜松市で行われます。ファイナルでは地区大会とは別の課題曲を選択して出場となります。
期 間 | 【予選・ 地区本選】12月~翌年4月【ファイナル】7月 |
場 所 | 静岡県 |
主 催 | PIARA ピアノコンクール事務局 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 未就学児から成人まで |
曲 | 自由曲・課題曲 録音審査は自由曲 |
認知度 | ★★☆☆☆ |
予選レベル | ★☆☆☆☆ |
入賞レベル | ★☆☆☆☆ |
13.べーテン 音楽コンクール
主催は広島県のベーテン音楽協会。
2020年はコロナウイルスの影響のため、札幌会場、東京会場におきましては、Youtubeの動画アップロード機能を利用した動画審査となりましたが、2021年度もYouTubeを利用した動画審査を実施。地区予選・地区本線・地区大会につきましては会場審査と同様のルールで審査となります。
期 間 | 【予選・ 本選・地区大会】6月~12月【全国大会】12月 |
場 所 | 全国各都市のホール |
主 催 | ベーテン音楽協会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 未就学児から成人まで |
曲 | 自由曲コース・バロックコース・課題曲コース |
認知度 | ★★★☆☆ |
予選レベル | ★☆☆☆☆ |
入賞レベル | ★☆☆☆☆+ |
14.ピアノコンクール エリーゼ音楽祭
子供を中心とした数多くのピアノコンクールがありますが、大人の音楽愛好家が参加できるコンクールです。
初心者、音楽愛好家、アマチュアの方々、そしてこれからピアノを始めたい方、再開したい方のきっかけになり、レベルアップしたい方の目標となるイベントです。
主催者は全国でコンサート・コンクール・イベント主催を行なっている株式会社LACOMS(EME)。
期 間 | 【予選】5月~10月【全国大会】11月 |
場 所 | 予選:7都道府県 全国大会:東京 |
主 催 | 株式会社LACOMS |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 15歳以上から プロ不可 |
曲 | 自由曲・課題曲 部門による |
認知度 | ★★★☆☆ |
予選レベル | ★☆☆☆☆ 通過率7割 |
入賞レベル | ★☆☆☆☆+ |
15.東京音楽コンクール
東京都歴史文化財団 東京文化会館/読売新聞社/花王株式会社/東京都が主催するコンクール。新人音楽家の育成を目的とし、2003年の第1回大会開催以降、毎年開催されています。
東京からピアノ音楽文化の振興と普及に寄与し、幅広い年齢層から優れた才能の発掘と育成を図ることを目的とするコンクールです。
残念ながらピアノ部門は2021年第19回は開催されません。2022年度についてはまだ未定です。
期 間 | 【予選・本選】6~8月 【優勝者&最高位入賞者コンサート】1月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京文化会館/読売新聞社/花王株式会社/東京都 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | ~30歳まで |
曲 | 課題曲 |
認知度 | ★★★★☆ |
予選レベル | ★★☆☆☆ 通過率6割 |
入賞レベル | ★★☆☆☆ |
16.スガナミピアノコンクール
東京にある菅波楽器が主催。ピアノ独奏、連弾、初見の3部門からなる。未就学児、小学生から、音大生、アマチュアまで広く参加することができます。
個性重視のため、課題曲を決めずに成果を発表し、審査員からアドバイスを受けることができます。
期 間 | 9~12月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | 菅波楽器株式会社 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 未就学児から成人まで |
曲 | 自由曲 |
認知度 | ★★★☆☆ |
予選レベル | ★☆☆☆☆+ |
入賞レベル | ★★☆☆☆ |
17.ラフマニノフ国際ピアノコンクール JAPAN
2019年が第1回開催。日本ラフマニノフ協会が主催するコンクール。予選と本選からなり、予選は音源審査となります。
アマチュア部門(年齢制限なし)と年齢別の部門に分かれていて、全部門自由曲ではありますが、「ラフマニノフ賞」や「ロシア音楽賞」という賞があるため、これらの賞を狙う場合は該当の作品を演奏する必要があります。
グランプリは全部門より最も素晴らしい演奏をされた方に授与され、副賞として海外でコンクールを受けるためのヨーロッパ行き航空券が支給されます。
期 間 | 【予選】10月 【本選】11月 |
場 所 | 東京または神奈川 |
主 催 | 日本ラフマニノフ協会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 未就学児~成人まで |
曲 | 自由曲 |
認知度 | ★☆☆☆☆ |
予選レベル | ★★☆☆☆ |
入賞レベル | ★★☆☆☆ |
18.日本バッハコンクール
運営、主催は、株式会社東音企画。企画は、日本バッハコンクール実行委員会が行っています。音楽の原典である、バロック期のポリフォニーの作品を学習してもらうことに焦点を当てています。幼児から18歳以上の一般も対象。
ピティナ提携コンクール。
期 間 | 9~翌年2月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | 株式会社東音企画 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 未就学児から成人まで |
曲 | 課題曲 J.S.バッハの作品 |
認知度 | ★★★☆☆ |
予選レベル | ★☆☆☆☆+ 通過率6割 |
入賞レベル | ★★☆☆☆ |
19.バスティンコンクール
バスティンピアノコンクール事務局が主催を行っているコンクール。対象は、未就学児から中学生以上まで。「生涯にわたって音楽を愛し楽しみ続ける事ができるように」という理念に基づいています。参加者すべてには、審査員から講評をもらうことができ、予選通過者は全国大会へ参加することができます。
ピティナ提携コンクール。
期 間 | 10~12月 |
場 所 | 愛知 |
主 催 | バスティンピアノコンクール事務局 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 未就学児から高校生まで |
曲 | 課題曲と自由曲 |
認知度 | ★★☆☆☆ |
予選レベル | ★☆☆☆☆ |
入賞レベル | ★★☆☆☆ |
20.日本クラシック音楽コンクール
日本クラシック音楽協会が1991年から主催しているクラシック音楽のソロ、アンサンブルのコンクール。通称「クラコン」と呼ばれます。国内のコンクールの中では初の自由曲制を採用していて、予選会・本選会・全国大会通して自分の得意な曲、好きな曲で参加することができるのが最大の特徴です。
予選会・本選会は日本全国のホールで開催、居住地に関係なく出場会場を選ぶことができます。(複数会場参加可能)
2020年はコロナウイルスの影響でYouTubeにてウェブコンサート開催。2021年度は全てホール審査に戻っています。
期 間 | 6~12月 |
場 所 | 東京・大阪など |
主 催 | 日本クラシック音楽協会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 未就学児から成人まで |
曲 | 自由曲 |
認知度 | ★★★★☆ |
予選レベル | ★☆☆☆☆ 通過率9割 |
入賞レベル | ★★★☆☆ |
21.JPTAピアノオーディション
全国の音高、音大の指導者が加入する日本ピアノ教育連盟が主催。毎年研究テーマが決められ、それに沿った課題曲が出されます。公開レッスン、講座も開催。
期 間 | 8~3月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | 日本ピアノ教育連盟 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 未就学児から成人まで |
曲 | 課題曲 |
認知度 | ★☆☆☆☆ |
予選レベル | ★☆☆☆☆ |
入賞レベル | ★☆☆☆☆ |
22.日本ピアノ研究会 ピアノオーディション(ジュニアコンクール)
本選課題曲にラテンピアノ曲を取り上げていることが特徴です。参加資格は幼児から高校生まで。受験部門は年齢ではなくレベルで挑戦できます。連弾部門あり。
「日本ピアノ研究会 ピアノオーディション」もあります。参加資格は16歳以上。趣味、専門、指導者部門などの中で更に細かい分類があります。
各地域ごとに本選となります。
期 間 | 6~11月 |
場 所 | 全国 |
主 催 | 日本ピアノ研究会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 未就学児から高校生まで |
曲 | 課題曲 |
認知度 | ★★☆☆☆+ |
予選レベル | ★☆☆☆☆ |
入賞レベル | ★☆☆☆☆ |
23.日本ベートーヴェンピアノコンクール
全国14都市でで予選大会を開催。予選1と予選2が同じ日に同じ会場であり、その合計点で合否が決定。
全国大会では主催者が指定した奏者とのアンサンブル演奏となります。全国大会当日にアンサンブル奏者とのリハーサルの場を主催者側が用意。
期 間 | 5~8月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | 一般社団法人日本ピアノ演奏協会 (JPPA) |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 小学生から成人まで |
曲 | 課題曲 |
認知度 | ★★★☆☆ |
予選レベル | ★★☆☆☆ |
入賞レベル | ★★☆☆☆ |
24.JPPAピアノコンクール
東京・中部・大阪・九州で予選開催。
予選が同じ日に同じ会場で2回あり、その合計点で合否が決定。全て自由曲。
日本ベートーヴェンピアノコンクールと同じ一般社団法人日本ピアノ演奏協会 (JPPA)が主催者。JPPAは他にも英雄ポロネーズピアノコンクールも実施しています。
期 間 | 3月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | 一般社団法人日本ピアノ演奏協会 (JPPA) |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 小学生から成人まで |
曲 | 自由曲 |
認知度 | ★☆☆☆☆ |
予選レベル | ★☆☆☆☆ |
入賞レベル | ★☆☆☆☆ |
25.ブルクハルト国際音楽コンクール
参加資格は15歳以上。予選、本選共に自由曲で同一曲も可。ただし規定の時間超過は失格。統計によると半数が予選を通過しています。
東京国際ピアノコンクールと同じ東京国際芸術協会( TIAA)が主催者。TIAAは他にも未就学児~大学生を対象にした全日本ジュニアクラシック音楽コンクールも開催。
期 間 | 12月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | 一般社団法人 東京国際芸術協会( TIAA) |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 15歳以上 |
曲 | 自由曲 |
認知度 | ★★☆☆☆ |
予選レベル | ★☆☆☆☆ |
入賞レベル | ★☆☆☆☆ |
26.ヤングアーチストピアノコンクール
参加資格は29歳以下。ピアノソロ部門は年齢やレベルにより細かく分かれています。
主催者は東京都板橋区成増のヤングアーチスト協会、コンクール後は受賞者によるコンサートも行われます。
期 間 | 6~8月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | ヤングアーチスト協会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 国籍、居住地に関係なく29歳以下 |
曲 | 自由曲 |
認知度 | ★★☆☆☆+ |
予選レベル | ★★☆☆☆ |
入賞レベル | ★★☆☆☆ |
27.P.I.A.Japan ピアノコンクール
コンクールは2年に一度。
2020年はコロナウイルスの影響で中止。第16回ピアノコンクールは、現在未定。
期 間 | 8月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | 特定非営利活動法人ピーアイエイジャパン |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 制限なし |
曲 | 自由曲 |
認知度 | ★★☆☆☆ |
予選レベル | ★☆☆☆☆ |
入賞レベル | ★★☆☆☆ |
28.日本演奏家コンクール
1次予選、2次予選、本線からなるコンクール。予選開催場所はは神奈川県/千葉県/東京都/愛知県/兵庫県/京都府。
期 間 | 7~9月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | 日本演奏家協会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 制限なし |
曲 | 自由曲(部門により課題曲+自由曲) |
認知度 | ★★☆☆☆ |
予選レベル | ★☆☆☆☆ |
入賞レベル | ★★☆☆☆ |
29.ローランド・ピアノ・ミュージックフェスティバル
予選はSMFミュージックデータとのアンサンブル演奏、又はピアノ独奏を録音し提出。ファイナルではオーケストラと共演できる。
ピティナ提携コンクール。
期 間 | 3月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | ローランド株式会社 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 幼時から成人まで |
曲 | 課題曲 |
認知度 | ★★☆☆☆ |
予選レベル | ★☆☆☆☆ |
入賞レベル | ★☆☆☆☆ |
30.スタインウェイ・コンクール in Japan
隔年で開催され、2019年に第5回大会がありました。
本選出場者の中から1名が、優勝者としてハンブルグへ招待され、2年に1度開催される“International Steinway Festival” で各国のコンクール優勝者たちとともに、演奏する機会が与えられます。
2020年3月の本選はコロナウイルスの影響で中止となり、次回「スタインウェイ・コンクール in Japan 第6回」は、地区審査会を2023年5月、本選を2023年7月に実施。
期 間 | 5月~7月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | スタインウェイ・ジャパン株式会社 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 幼時から16歳まで |
曲 | 課題曲 |
認知度 | ★★☆☆☆ |
予選レベル | ★☆☆☆☆ |
入賞レベル | ★★☆☆☆ |
31.ブルーメンシュタインピアノコンクール
大人のためのピアノコンクールです。2021年に第6回大会がありました。
主にアマチュアを対象としたコンクールで、ショパン部門、ベートーベン部門など、ショパンを愛する愛好家の方、ベートーベンを愛する愛好家の方などになっています。プロとして活動されている方は、出られません。自由曲を演奏する「大人部門」や課題曲を演奏する「ブルーメン部門」などがあります。
期 間 | 2月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | ブルーメンシュタインピアノ協会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 16歳から成人 |
曲 | 課題曲 |
認知度 | ★☆☆☆☆ |
予選レベル | ★☆☆☆☆ |
入賞レベル | ★☆☆☆☆ |
32.大阪国際音楽コンクール
第1回:2000年から毎年開催。
ピアノコンクールとしての水準は高く、海外からの受験者も多いコンクール。音楽学部を卒業していない人の部門もあります。海外審査員によるマスタークラスも開催され、レッスンを受けることもできます。
年齢上限が無く、民族楽器、アマチュアなど珍しいジャンルの部門も存在しているのが特徴。
予選はメディア審査(書類および音源)。各部門ごとに地区本選、ファイナルが行われます。
期 間 | 7~10月(ファイナル・グランドファイナル) |
場 所 | 大阪 |
主 催 | 大阪国際音楽振興会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 未就学児から |
曲 | 課題曲や自由曲 部門により異なる |
レベル | ★★☆☆☆ |
33.Shigeru Kawai国際ピアノコンクール
2017年に開催がスタートした国際コンクールです。
16歳~26歳が対象で、次世代を担うピアニストの発掘・育成を目的としています。海外からの受験者も多く、河合楽器が誇るShigeru Kawaiでの演奏が魅力的。カワイ音楽コンクールの主催と同じ、河合楽器製作所株式会社が後援のコンクールです。
予備審査、1次予選、セミファイナル、ファイナルの4段階。
賞金参考:1位100万円 2位50万円・・・
期 間 | 第4 回 2023 年8 月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | Sigeru Kawai 国際ピアノコンクール委員会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 16歳から26歳 |
曲 | 課題曲 |
レベル | ★★★☆☆ |
34.ヨーロッパ国際ピアノコンクール
グランプリ受賞者はポーランド・ワルシャワで演奏のチャンスあり。「ヨーロッパ国際」という名前だが、通常の国内コンクールと同じです。
ピティナ提携コンクール。
2020年度はコロナウイルスの影響で、予選をウェブ審査の形で実施し、全国大会を2021年まで延期。2021年度は第12回をホール審査で開催。
賞金参考:1位100万円 2位50万円・・・
期 間 | 11、12 月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | ヨーロッパ・ピアノ協会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 年齢制限なし |
曲 | 課題曲/自由曲/特別コース |
レベル | ★★★☆☆ |
35.ベートーヴェン国際ピアノコンクールアジア
2015年、”楽聖”ベートーヴェンをテーマにした国際音楽コンクールとして発足しました。予選は関西・伊豆・中部・東京・沖縄・九州・海外で開催。
部門によって6歳以下、10歳以下、15歳以下と年齢に下限を設けていないのが特徴。16歳以上の部門もあり、制限はありません。主にベートーヴェンの作品が課題で、予選と本選は同一曲も演奏可。
本選会の開催は1月に神奈川県横浜市で開催されます。
期間 | 12~1月 |
場 所 | 東京 |
主 催 | ベートーヴェン国際ピアノコンクールアジア 事務局 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 未就学児から成人まで |
曲 | 課題曲 |
レベル | ★★☆☆☆ |
36. 大阪International音楽コンクール・名古屋International音楽コンクール
国際芸術連盟(JILA)が開催するコンクール。大阪国際音楽コンクールと名前が似ていますが、全く別のコンクールになります。
予選は音源審査。
期間 | 12月(例年、6月頃に開催) |
場 所 | 愛知・大阪 |
主 催 | 国際芸術連盟(JILA) |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 小学3年生から成人まで |
曲 | 自由曲 |
レベル | ★★☆☆☆ |
37.フランスピアノコンクール
日仏文化協会主催のコンクールで、2013年にスタートし、隔年で開催されている新しいコンクールです。
留学サポートや、日本国内で学ぶ方、留学を目指す方にとっても、今後の活躍に一助をなすべく支援、学びの場、発表の場を提供しています。
期 間 | 3月 隔年 |
場 所 | 東京 |
主 催 | 日仏文化協会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 小学生から成人まで |
曲 | 課題曲 |
認知度 | ★★☆☆☆ |
予選レベル | ★☆☆☆☆ |
入賞レベル | ★★☆☆☆ |
国内の3大国際コンクール
1.浜松国際ピアノコンクール
国際音楽コンクール世界連盟加盟。浜松国際ピアノコンクールは、静岡県浜松市のアクトシティ浜松を会場として3年に1度開催される国際ピアノコンクール。
浜松市および財団法人浜松市文化振興財団が主催し、外務省、文化庁、静岡県のほか新聞社や放送局、音楽書籍出版社などが後援する。
国際色豊かな多くの参加者が腕を振るい、世界的にもレベルが高く、入賞者の多くは他の国際コンクールでも活躍しています。参加者のレベルの高いピアノコンクールです。
第1~ 2 位入賞者がフレデリック・ショパン国際ピアノコンクールの本審査(10月)に直接参加を認められています。
賞金参考:1 位:300万円 2 位:180万 円・・・
期 間 | 第12回2024年11月に開催予定(3年ごとに開催) DVDによる音と映像で審査 |
場 所 | 静岡県 |
主 催 | 浜松市および財団法人浜松市文化振興財団 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 成人 |
曲 | 課題曲 |
レベル | ★★★★☆ |
2.高松国際ピアノコンクール
香川県高松市にて、4年に1度開催されるピアノコンクール。日本で3番目に創設された国際ピアノコンクールになります。
香川県知事や高松市長が組織委員会顧問を務め、後援に外務省、文化庁、香川県、高松市、香川県教育委員会、高松市教育委員会が参画しています。
2015年には、国際音楽コンクール世界連盟に加盟。2018 年大会で、古海行子が日本人として初めての優勝を飾りました。
賞金参考:1 位:300万円 2 位:100万 円・・・
期 間 | 第5 回2023 年2月(4 年ごとに開催) |
場 所 | 香川県 |
主 催 | 高松国際ピアノコンクール組織委員会 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 成人 |
曲 | 課題曲 |
レベル | ★★★★★ |
3.仙台国際音楽コンクール
国際音楽コンクール世界連盟加盟。国内外の一流ピアニストが競うハイレベルなコンクール。2001年から3年に1度開催。コンチェルト(協奏曲)を課題曲の中心に据えているのが特徴。
賞金参考:1 位:300万円 2 位:200万 円・・・
期 間 | 第8 回2022 年5,6 月(3年ごとに開催) |
場 所 | 宮城県 |
主 催 | 仙台国際音楽コンクール組織委員会/仙台市/公益財団法人 仙台市市民文化事業団 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 30歳まで |
曲 | 課題曲 |
レベル | ★★★★☆ |
世界のコンクール
1.フレデリック・ショパン国際ピアノコンクール
世界的に最も権威のあるコンクールのひとつと言われ、エリザベート王妃国際音楽コンクール、チャイコフスキー国際コンクールと合わせて世界三大コンクールと言われています。世界を目指すピアニストの登竜門となるコンクールです。
ショパン国際ピアノコンクール自体の歴史は、1972年に第1回大会を開催し、以降著名なピアニストを多く輩出しています。開催は、フレデリック・ショパンの故郷であるポーランドの首都ワルシャワです。
参考:ショパンピアノコンクール in ASIAへ
課題曲は、すべてショパンの作品。コンクール出場資格は16歳以上30歳以下の年齢制限があります。
課題曲を録画したビデオを必要書類とともに提出、ビデオによる審査。
ビデオ審査通過者は、ワルシャワにてライブ審査となっています。4月の予選までに3分の1に絞られ、予選を突破した80人が10月に行われる本大会の舞台に立つことができます。
これほどの大コンクールとなると、応募者のレベルも高く、本大会に出場する80人に選ばれるだけでも大変なことです。
2021年第18回フレデリック・ショパン国際ピアノ・コンクールにて、反田恭平が第2位、小林愛実が第4位に入賞しました。
期 間 | 第18回2021年に開催(5年ごとに開催) |
場 所 | ポーランド |
主 催 | ポーランド国立ショパン研究所 日本:株式会社東京国際ツアーズ |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 16歳以上30歳以下 |
曲 | ショパン課題曲 |
レベル | ★★★★★+++ |
2.エリザベート王妃国際音楽コンクール
1943年に創設されたピアノ、ヴァイオリン、声楽、作曲のコンクール。
ショパン国際ピアノコンクール、チャイコフスキー国際コンクールと並ぶ世界三大コンクールの一つに数えられる世界的権威のあるコンクールです。年により開催部門が変わります。
主催国出身の音楽家に対する過剰な思い入れがなく、審査は比較的公平だと言われています。
DVD審査+2回の審査(1次予選と2次予選)+ファイナル。
2021年5月、ピアニスト・日本人の務川慧悟さんが3位に、阪田知樹さんが4位に選ばれました
期 間 | 2021年5月開催(4年ごとに開催) ※1年延期のため |
場 所 | ベルギー |
主 催 | Queen Elisabeth International Music Competition |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 18歳以上30歳未満の方 |
曲 | 課題曲 |
レベル | ★★★★★+++ |
3.チャイコフスキー国際コンクール
4年に一度、ロシアで開催される音楽コンクールで、ショパン・エリザベートと並んで世界三大音楽コンクールに数えられます。チャイコフスキーの故郷ロシアは、著名で実力のある音楽家やバレエダンサーを多く輩出している国でもあります。
2019年開催の第16回大会では第2位に日本の藤田真央さんが入賞しました。
2022年4月、国際音楽コンクール世界連盟はロシアのウクライナ侵攻を受けて、チャイコフスキー国際コンクールの排除を決定した。2023年の参加者は23カ国から236人が参加し、欧米からの参加者が約8割減った。
期 間 | 第17回2023年6月に開催(4年ごとに開催) |
場 所 | ロシア |
主 催 | チャイコフスキー国際コンクール入賞者連盟 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 16 歳以上32 歳未満 |
曲 | 課題曲 |
レベル | ★★★★★+++ |
4.ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール
世界三大コンクールであるチャイコフスキー国際コンクールの第1回ピアノ部門優勝者ヴァン・クライバーンを記念して始まったコンクールです。
4年に1度、アメリカで開催されています。
2009年には辻井信行さんが優勝し、日本でも話題となりました。優勝者コンサート数が多いのが特徴です。
期 間 | 2022年開催(4年ごとに開催) |
場 所 | アメリカ |
主 催 | ヴァン・クライバーン財団 |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 16 歳以上30 歳未満 |
曲 | 課題曲 |
レベル | ★★★★★++ |
5.シドニー国際ピアノコンクール
1977年より始まり、1988年からは4年毎にオーストラリアのシドニーで開催されている、オーストラリアで最も権威のあるピアノコンクールです。
世界各地で催されるオーディションで選ばれた36名の参加者が、10日間にわたる4回のステージで最終的に6名に絞られ、ファイナルがシドニー・オペラハウスで行われます。
2012年、2008年、2021年と日本人の入賞者を輩出しました。
期 間 | 2021年開催(4年ごとに開催) |
場 所 | オーストラリア |
主 催 | Sydney International Piano Competition of Australia |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 17歳以上30 歳まで |
曲 | 課題曲 |
レベル | ★★★★★++ |
6.リーズ国際ピアノコンクール
イギリス、イングランド北部の都市リーズで開かれている国際的なピアノコンクール。1963年から始まり、3年ごとに開催されています。過去の日本人受賞者には、内田光子さんなどがいます。
かつてはヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールと同じほどのレパートリーを要求される過酷なコンクールでしたが、近年緩和されてきました。
期 間 | 2021 年9月開催(3年ごとに開催) |
場 所 | イギリス |
主 催 | Leeds International Piano Competition |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 18歳以上28 歳まで |
曲 | 課題曲 |
レベル | ★★★★★+ |
7.ジュネーブ国際音楽コンクール
スイス、ジュネーヴで毎年開かれている、コンクール。1939年に第1回が開催されており、歴史があります。
低年齢の受賞者が目立つコンクール。
第75回2021年ではチェロ部門で日本人初の優勝があり、注目を集めたコンクールです。
期 間 | 2023年11 月開催(毎年開催) |
場 所 | スイス |
主 催 | Geneva International Music Competition |
連絡先 | 公式サイト |
対象者 | 28 歳まで |
曲 | 課題曲 |
レベル | ★★★★★+ |